ここでは、わたくしがなぜこんなにもSODをキライなのかについて述べます。
「ユーザー様」なんていやらしいほどへりくだってみせておいて
しゃあしゃあと視聴者を騙してるのよね。
ドキュメンタリーのふりをしたVなんか特にそうなんだけど、
作りがすごくずさんで下手なものだから、バレバレなわけ。
でも「本当です!」って押し通すわけ。
「明らかに嘘とわかる嘘なら、ついたっていいでしょ?
(わからない方がバカなんだから)」
とでも思ってるみたいに見えるわ。でも、そういう問題じゃないと思うのよね。
普通、あからさまな嘘をごり押しされるのはすごく不快なものよ。
第一「わからない方がバカ」っていう感覚自体、見る人をバカにしてると思うわけ。
それでも、百歩譲って、見て面白ければ、楽しければ、まだいいわよ。
でもそうじゃないんだもの。思いっきり気分悪くなっちゃうんだもの。(ここがユーザー本位じゃないことは3980円という月額動画の価格にも
表れてるじゃない。しかも年に1・2回の半額セールにさえ参加しないしね。
そんなチャンネルは月額SODと月額プレステージだけよ!
主として可愛い子を使って、主としてこぎれいな楽しいVを撮ってるアリスJAPANや
h.m.pなんて、普段からたった1800円で提供してくれてるんですからね!
しかもリリースから月額動画に下ろすタイムラグもSODよりよほど短いしね!)
本当にユーザーを尊重する気があるなら、
まず、「お客に嘘はつかない」っていう態度を確立したらどう?
性感染症予防を、中途半端に口先だけで声高に叫ぶ以前に、
人として人にまっすぐに対峙するほうが先なんじゃないの?「STOP! STD」とか言っていい子ぶってるけど、それもほんとにナンセンス。
だいたい生挿入さえ避ければ性感染症にならないっていう思い込みが大バカなのよ。
精液を普通に口に含ませて何が「STOP! STD」なわけ?
生フェラや生クンニはもちろん生キスさえも危険はあるんですからね!
そういうことをやりまくってて、入れる時だけゴムつけて「安全」もないものだわ(嗤)セックスはね、本来、気軽にするもんじゃないの。
入れる時だけゴムつけて、安全気取りでするセックスなんかくそくらえだわ。
わたくしは「生」主義だけど、
相手の病気ならうつって死んでもいい、というくらいの覚悟がなければ
セックスしないわ。(たとえ夫相手の「仕事」でもね)
でも、自分のせいで相手を病気にするのは絶対にいや。
だから身の貞潔とこまめな検査が必要なの。
AVの出演者も、こういった覚悟をしたうえで仕事をしてるんだと信じたいですね。
「安全にやりまくるためのコンドーム」っていう考えが腹立たしいのは、
その安全と危険に対する無知さと、自分に対する覚悟のなさなのよ。
それは相手への無責任さに確実につながっていくからね。
性感染症防止を本気で訴えるなら、
不特定多数の相手と安易にやりまくったら絶対ダメなの!フリーセックスでやりまくって精液を飲んだり生フェラや生クンニをさんざんするなら、
コンドームの機能は避妊にしかないわ。もちろん避妊は一番重要よ。
望まない妊娠をするってことは独立した命を勝手に作るってことで、
その罪は、独立した命を勝手に消す「殺人」とほぼ等しいとわたくしは思ってるわ。
病気は治せるものが多いけど(もちろん治せないものもある)、
命を作っちゃうことや消しちゃうことは取り返しがつかないんですからね。
(だから良心的な親は自分より子供を優先して生きてるわけだから)
こう言うからって、フリーセックスを否定する気は毛頭ないわよ。
わたくしはしないけど、要は個人の覚悟の問題だから。
フリーセックスを楽しんだ結果として命を落としてもいい、
というならそれもひとつの生き方だと思うしね。
自分にとって何が幸せかは自分が決めることだし、
自分を幸せにするのは自分の責任だからね。わたくしが言いたいのは、
標準的なAVのセックスプレイをプライベートで真似するとしたら、
コンドームが果たす機能は避妊以上のものにはなりえない、ってこと。
B型肝炎キャリアかもしれない相手とディープキスをしまくって、
他のあらゆる性感染症キャリアかもしれない相手に
生クンニ、生フェラ、精飲を普通にするプレイをみせていて
「(入れる時だけ)コンドーム使ってるから大丈夫(病気がうつらない)」
みたいなアピールをするのがナンセンスだって言ってるの。
コンドームは、注意深い使い方をすれば
「病気になってしまったパートナーと(それこそ安全に)愛し合うためのツール」
にもなりえるすばらしいツールなのに、そういうモデルは全然示されない。それはすべてのAVメーカーに共通の問題点ではあるんだけど、
少なくとも他は「STOP! STD」なんて言わない分、
「入れる時だけで大丈夫」という誤解を視聴者に与えない、という点だけはマシだと思うのよ。
いや、まったく与えないとは到底言えないけどね・・・
いずれにせよ、誤ったコンドームの使い方を見せながら
「STOP! STD」ってさけぶSODの偽善性がわたくしは大嫌い。性感染症予防をスローガンにしてるから、中出しモノは作るけど擬似にする、
っていうのは2重3重にねじれたヘリクツにしか見えないわ。
擬似でジュン君が守られるのはむしろありがたいけど、
だったら中出しモノとして見せなきゃいいのにって心底思う。
あの嘘を押し通す白々しさがいやでしかたないの。
その最たるものが「ドキュメンタリー風のV」なのよね・・・
たいていが嫌がる相手を脅しとおためごかしでAV出演させるっていう流れなの。
(この、半端に「おためごかし」なのが特に不快なわけ)
フィクションとして、「そういうドラマ」としてみても、
どうにも不快な展開のVがほとんどだっていうのが最大の問題ね。
つい先日、2010年リリースのKMPのVを見て、巻末に
「この作品は全てフィクションであり、 登場する人物、団体等は全て架空のものであり、
作中での行為を実際に行うと刑法はじめ各種法令で定めた犯罪として処罰される
おそれがあります。絶対に真似をしないでください」
っていう但し書きが出てることに気付いたの。
ものすごく感心したわ。さすがメジャーメーカーですね。欲を言えば
「処罰される」だけじゃなく「妊娠や性感染症罹患の危険があります」ってことも
付け加えてもらいたいけど、なにはともあれ、AVもついに、
まっとうなエンターテインメント商品になりつつあるんだわ、と感無量。
メーカーの誠意を感じました。これでこそまっとうな人々の仕事。
たとえわかりきったことでも「私達が提供しているのはフィクションです」と
ハッキリとことわる。ケジメとは、こういうものです。
こうすることによって初めて、「やらせ」も「擬似」も「演出」となりうるのです。
SOD系列はもちろん、他社もぜひ見習って欲しいものだわ。
そのうえで、見る人が見ていてカタルシスを感じるようなものづくりをしてほしいんです。
(これはAVメーカー全てにお願いしたいわ)ま、たとえ好きになれないメーカーでも、
わたくしは、そこにジュン君が出ている以上は見ます。今後もね。
そして、まっとうにお金を払って見たユーザーとして、
正直な感想と意見は言わせてもらうわ。今後もね。
テーマ : AV紹介
ジャンル : アダルト